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Metropole Muffin★メトロポール・マフィン

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2012年 03月 25日

■卒業式の晴れ姿。。。あ、春





こんばんは!
metropole muffinこと、メトロのマフィンです。

今日は明るい日曜日になりました。
知事選の選挙ということもあって、早い時間から投票帰りのご夫婦、お母さん。。。お立ち寄りくださって。。。そして初めての方も多く、会話も弾み、少し華やいだ賑わいでした。風はまだ冷たさを残していますが明らかにその様子が違います。





2週間程前に、いずれも真夜中にフラッシュなしで、た~だ撮った、不思議な色合い


温もりが芯に芽吹いているような寒さかな、これ花冷えってんでしょかね。きーんと冷ややかでないのが嗚呼、春、です。
熊大の卒業式を迎えたあのお嬢さん。
大分から熊本で学生生活を送った4年間。いつもその愛らしい姿に嬉しくなりました。
学生だもの、そんなにお洒落にお金をふんだんに使えなくっていい。
アルバイトで、あるお菓子屋さんに通っていたお嬢さん。美味しいものに目がなくって。。。と笑む姿がいい。
そのお菓子屋さんのきっと相当良い助っ人だったに違いない、です。チョコレートの芳醇な香りの中で接客しながら、新しい発見にわくわくして頑張ったんでしょうね、と想像します。





バタークリームも時々お披露目。。。


華美でなく、身の丈にあった暮らしぶりが伝わって。。。有難い存在でした。
あんな風に娘時代を過ごすことが出来ていたら、も少し違った人生があったのでしょうけれどね、と苦笑するばかりですが、無いものねだりをしてもちょっとね、遅いちゅーのね。で、毎回いいな、と。
年齢、年の上下には関係なく教わることはある、のです。

卒業式の日は雨。店の前を袴姿で卒業式に向かう何人かを見かけましたが。。。流行なんですね、ボリュームいっぱいの髪型になんとも着物と袴の色合いのすっ飛んだ様子。あれれと見送るばかりで。

昔々。。。高校の卒業式の日、苦手だった年配の先生が紋付の黒の袴姿で登壇された時、それまでのその先生に対して引き気味だった我が身の拙さを吹き飛ばされたような思いがしたことがあります。礼服、というのはそういう力を持ったものでもありますね。
流行もどこかにあって。。。しかし儀式に相応しい装い、という枠を持たねば美しくない、のかもです。
あまりにも一寸の隙もない、というのが苦手な場合もあるでしょうけれど、外し方は難しい。

さて、雨の中、式を終えたお嬢さん、晴れ姿を見せにきてくださった。
まあ~嬉しいったらありゃしませんよ。
茶系の濃淡、ぼかしというのかグラデーションで染められた袴に茶系の花の描かれた振袖の組み合わせに、ピシッと編みこんで小振りに結い上げられた髪型に素肌を感じさせる薄化粧、足元は無論、白足袋に程よい厚みの草履。。。良かった、ステキな娘さんの学業の終え方をそれは羨ましいな、と心から思いましたのサ。

近くのおば様が置いていってくださった連翹
2週間超えても散らない。。。枯れない、強い花やなぁ~


聞けば、和裁をこなされるお母さんの手によるものだったと。後日談ではちゃんと着付け、ヘアメイクの予行演習もご実家でやって本番に臨まれたのだと、なるほどお母さんの心意気、お気持ちがちゃんと繋がっているのだな、と。娘を持たぬアタクシはふと母のことを思い返したりしたのです。

まだ母の和服は、整理がつきません。。。あの中のどれかはそろそろアタクシが着てもおかしくなく様子のものがあるのですが、まだ袖を通すまでには至りません。二十歳前には母の持っている和服の書籍を借りて、一人で着付けに悪戦苦闘していたことも思い出しました。

帯を結ぶ。。。慣れないと力加減がわかりません。肩はいたくなるし、手もだるく・・・帯も結べぬままでへたりこんで・・・あいたったた。。。座りこんでも妙な格好で、はこぜが食い込むますわ~~嗚呼、情けないったらありゃしない。ベルボトムに上げ底サンダルの娘には幸田文や岡部伊都子、花柳章太郎の着物の粋など本の中だけ・・・不甲斐ないったらありゃしない・・・不細工な娘は口をへの字。昭和のひとコマですワン。

春、あの方も、あの方も卒業してそれぞれの地へ。
社会に出る方、進学する方、進級。。。新たな地へ赴任、それぞれの春に良いことが、良い出会いがた~んとありますように!


ヤマトのくまモンの箱で発送もね


by metropole | 2012-03-25 23:55


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